11.25.農園収穫体験

30.11.30(金曜日)晴れ、最高温度18度、最低温度7度

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                 じゃがいも堀り初体験

 11.25.日頃、行いの良い方々が70名ほど集合。そのため、天気は快晴の絶好の収穫日和となった。
おじいちゃんからおばあちゃん、3歳児から中学生まで、ご家族が集合し、約二時間の収穫体験があっという間に過ぎていった。

イメージ 2セロリ・大根一本葱と次から次と畑を変えて収穫してきたためか、ちょっと疲れたのか、甘えたくなったのか、
お母さんに寄り添う子供さん。

日頃、忙しくゆっくりと子供さんと過ごす時間も少ない親御さん達も
この日は、子供さんと過ごす貴重な一日と
なったようだ。


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おかあさんと一緒に終わりかけのピーマンを探す。髪の色から見て、ハーフの子供さんのようで、話しかけても、笑ってくれない。気をもんでお聞きすると、まだ聞き取れない日本語があるそうだ。
誰かがハーフよ!と言っているのを聞いて、お母さん曰く、子供は皆、ハーフですよと言ってにっこりと笑う。(そうですね、お母さんとお父さんのハーフには違いない)
一本獲られたようですね。

帰りがけにどうだったかな?と聞くと、その子供さん達(兄妹)は、満面の笑顔で、
楽しかった!と・・初めてこの子の笑顔を見て、急に嬉しくなった。

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ここは佐藤自然農園の研修生として入ってきて、独立し、農園主となった後藤さんの圃場。今では、むかし野菜の邑の中核メンバーとなっている。
おそらくは、鋏を持つことも、葉野菜を収穫することも初めてだろう。
子供さん達は、急に大人しくなって、教えられたとおり、一生懸命に小松菜・味美菜などの根元に鋏を差し入れていたのが実に印象的でした。

当農園の場合、ある程度、密集栽培を行って、大きく育った野菜から間引き出荷を行う。通常の小さな野菜を間引きする方法とは異なる。
こうすると、次から次へと野菜の出荷が可能となる。
少ない圃場を最大限に活かす日本ならではの高集約栽培と言える。


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今日は良く働いた。お待ちかねの農園ランチとおやつの時間です。
テーブルには、
古代小麦と裸麦入りのお釜で炊いたばかりのおにぎり。
昔の農家で漬けられてきた粕漬け・大根漬け・甘酢漬けなど無添加発酵の漬物。
自然農で育てた大豆とお米から作られたこれも無添加発酵食品であるお味噌と菜の一杯詰まった味噌汁。
赤蕪・白蕪・赤玉葱などの酢の物やお葉漬け。
堀たての新じゃがの蒸したもの。

むかしおやつとしては、
自然農(草木堆肥)で育てた中力小麦を使った石垣餅。
同じく、その小麦を皮にし、野菜が一杯詰まった野菜万頭。
同じく、スコーン。(農園で育った果実のジャムを添えて)

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料理やおやつ、そして、野菜を残すのかな?と思ってみていると、みな、すっきりと
完食して頂いた。
子供さんにとっては、やや多いのかなと思っていたら、その食べっぷりは見事でした
やはり、自分で収穫した野菜は愛おしいのかな!いや、やっぱり美味しいからでしょうか。

むかし野菜の邑は、食育が大きなテーマなのです。

お母さん達にはこのように伝えました。

野菜嫌いのお子様が多いようですね。
例えば、葉っぱものなどで例を挙げますと、慣行栽培(化成肥料など使用)や畜糞主体の有機栽培などで、よく見られるのは、どうしても、土壌は高窒素となってしまいますし、自然界にあるミネラル分も不足してしまいます。
そうすると、健全な細胞を形成するミネラル不足に加えて、高窒素栽培のため、成長が早く、野菜は倒れないように筋を張ります。
そのような葉物野菜は、噛んでいても口の中に筋が残り、飲み込むタイミングが掴めずに、さらには、糖質や旨みも感じられず、只、食べなさい!と言われても、美味しくない野菜は義務的には食べたくないのですね。
奥様は、毎日の食事を担っており、家族の健康を守っておりますね。
美味しく、栄養価の高い健全な食生活を過ごさせるのは、奥様の義務であり、責任ですよね。と・・・

むかし野菜の邑では、お母様には、若しかしてお父様かもしれませんが、子供さんには、母の思い出に残るような料理やおやつなどを作ってやるようにして頂きたいのです。

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今後も、むかし野菜では、定期的に参加型の農園体験やおやつ作りなどの催しを
開催していこうと考えております。
より多くの方々に、健全な農業の在り方・今後の農業の担い手作りなど、当農園の取組を見て、そして何かを感じて頂けたらと願っております。