12.15開催の農園セミナー
25.12.16(月曜日)曇り、最高温度10度、最低温度5度
屋さん)のグループを中心にして小グループで開催となった。
最初は狭間未来館の大調理教室にて行おうと計画していたのですが、大人の
参加者と同数の子供さん達がいらっしゃるということで、いくら広くとも建物の中に
閉じ込められた子供さん達のことを考えると、とてもセミナーの3~4時間はもたな
い。それはもう大変なさわぎになるのは目に見えている。
と言うことで、急遽、農園でのセミナー開催となった。
子供さん達は広い農園で放し飼いに・・・
お行儀が悪いですが、足で
ビニールの覆いを押さえて
草木堆肥の説明を行う風景
この段階まではいたって静かかな子供さん達・・
神妙にわたしの話に聞き入
っている?
この後、7番の畑までぞろぞ
ろと皆で移動。
始めて見る芽キャベツや
セロリの畑、38千本の玉葱
畑、実際に草木堆肥歴12年経過したふかふかの土を触ったり、静かなセミナーの一日が始まる。
草木堆肥の上に恐る恐る近寄る
子供達、先頭に昇ったのはうちの
子供達、いつもこの上で滑り台を
して遊んでいる。おかげで覆いの
ビニールはいつもズタズタ。
ついに本性を発揮し出した子供達、
私の汚れるのは子供の特権という言葉
に親達も諦めて、ただ眺めている。
中には頭から滑り降りる子もいる。
その隙に大人たちの農園研修が始まる。
剪定枝と葉っぱをより分け、
この後、枝は後ろに見える
破砕機にかける。
この葉っぱの中に、無限大の
微生物や放線菌が棲んでいる
長い間、この堆肥作りをしてい
るとこの腐葉土が実に美味し
そうに見えてくる。心はすでに
微生物になっている!
参加者全員で草を均等に敷き詰め、牛糞を重ね伸ばしさらにその上葉っぱや剪定
枝の屑を三層に重ね、トラクターで混ぜ合わせ、タイヤショベルでこづみ上げる。
傍らでは、枝を焼き、灰を作る。今日は子供達のための焼き芋用・・
さあー、腹が減ってきた。
楽しみにしてきた農園ランチです。
今日のメニューは、
野菜たっぷりの豚汁、味噌は自家製の二年味噌、
丸ごと鍋で煮たじゃがいも、
油で揚げた小芋、
焚き火に放り込んださつまいも、
平野さんの自然農の握り飯、
今日のメイン料理は、晩秋野菜の焼き料理
さつまいも・じゃがいも・露地椎茸・白南瓜などなど)
約二時間かけて皆お腹一杯に詰め込んだようだ。
肉っけもほとんどなく、野菜だけでこれだけ満足して頂ける。真に美味しい野菜は
みんなを幸せにしてくれる。スタッフからはやや異論のあった焼き野菜がこれほど
美味しいとは!私などはセミナー後はひたすら野菜を焼き続けて、紅芯大根の
一欠片しか食べていないほどの忙しさ。
一番うれしかったのは、子供さんの食べるものがないな!と心配していたことが
嘘のように、焼き野菜に群がる子供さん達に思わず目を細める。
中には最初から最後まで約二時間、野菜を食べ続けていた子供さんまでいた。
未来もまんざら捨てた物でもないか!
親御さんの責任は大きい。やはり自分が信じてきた途乗りは遠く険しいが、この道
は決して間違ってはいない、と、改めて思う。このセミナーで何かを掴んで欲しいと
若いスタッフに願わざるを得ない。